時を束ねて リボンをかけて

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介護ベットが不用品になった。



5月に入ってから、本格的に引っ越しの準備に入った。
不用品の片づけが、これほど体力を奪うものかと思うほどだったが、不思議なもので腰痛持ちの私が腰痛は一度も起きず、1階と2階の上り下りの日が続いた。
試しに歩数計で計ってみると、家にいるだけの動きで、8000歩近い数字になった。


不用品処分で一番頭を痛めたのが、母の介護ベットだった。
パラマウントベットで、家具調の電動介護ベットだ。
今はレンタルする人が多いと思うが、母は父が亡くなってから、まだ自分が動けるうちに介護ベットを購入したのだ。
母が亡くなってすぐ処分を考えればよかったが、将来私が使うかも・・・とせこい考えを持ったのがいけなかった。
転倒防止柵まで残しておいた。
一人で動かすのはまったく無理で、ビクともしない。
猫たちの昼寝の場所になるくらいの役にしかたたなくなっていた。
マットレスはこれがすごくいい。
猫たちだけが満足していたのだ。

市の大型ごみに出すには重すぎた。
大型ごみを回収する人は、宅地内には入れない規則になっている。
門の前まで出しておかなければならない。
一人で片づけをすると決めた以上、他人の手を借りるつもりはなかった。
追いつめられると不思議とふと考えがひらめく。
というか、とっくに考えついていてもおかしくないのだが。
介護用品を扱っている会社が近くにあるのを思い出し、電話をかけた。
たぶん、どう考えてもそこの会社から購入したとしか思えなかったから。
すると、母の名前が会社の顧客名簿に残っていて、1万円の処分料を支払えば引き取ってくれるという。
車いすもあった。
使った記憶が思い出せないくらい、きれいな品だったが、その話をすると車いすはそこで購入したものではなかったが、ベットと車いす一緒で一万円で話がついた。


後日、回収する人が来た時に、一人だったので、私は手伝えない旨を言った。
すると、分解できるから大丈夫だという返事。
そこで初めて気がついたのだ。
分解できることを。
しかし、かなり時間はかかった。
分解は得意だが、こればかりは私でも出来なかったと思う。
このベットはすごくいい商品ですよ~と言われたが、どんなに値段が高いものでも、不用品になる。
回収されてがらんとなった部屋を見回すと、母が寝ていた光景が思い出されたが、感傷に浸っている暇はないのだと心に言い聞かせた。
この日を境に、私の断捨離に拍車がかかった。


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