時を束ねて リボンをかけて

2016年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年11月

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ボロを着ている。

今日は寒かった。
老いの坂を滑り落ちていると、この頃感じているので、フリースの割烹着を出した。
私はエプロンとか割烹着が好きで、何枚も持っている。
さらに、母のもので、毛糸で裏地が付いているベストも着た。
これが本当のボロ。
母が生きているときからボロボロだった。
田舎くさい柄だし毛玉だらけだし、伸びきっているし、前を合わせるボタンは全部とれている。
どうして母はこれを好んで着ているのだろうと思っていた。
母が亡くなって洋服や着物を処分していた時に、当然これはゴミになるはずだった。
ところが、何気なく試しに着てみると、手放せなくなった。
軽くてものすごく暖かい。
これ一枚着ているだけで、まったく体感温度が違うのだ。
母が持っていたもので、これだけは手放せないものになった。
なにしろボロボロだから、洗濯機でジャブジャブ洗うし、毛玉も取らず、そのまま着ている。
外には着ていけないが、家の中ではこれでいい。
家に突然お客さんが来て、私を見たら、なんとみすぼらしい!と思うかもしれない。
来ないけど。(笑)
仕事を辞めてから、おそらく二度と着ないと思ったのでスーツ類はかなり処分したが、着るものに限っていえば、着やすいものが一番いいということなのだ。
着やすいということは、肩がこらないということ。
働いていた時は、肩こりがひどくて、マッサージに通っていたが、今は肩こりを意識しなくなった。

母は天国で笑っているだろう。
「私の着ていたもので残したものは、結局それだったの?」と。



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| ひとりごと | 23:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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キャットドアをつける。

今まで、自分の部屋のドアは開けっぱなしだった。
しかし、こう寒くなると、ドアを閉めたい。


キャットドアをつけることにした。
久しぶりのDIY.

これは、かなり昔オークションで落札したもの。
Stay Wellというメーカーで、1000円以内だったような気がする。
今は改良されているかもしれないが、これで十分。
あることを忘れていたのに、引越の時に出てきた。

たな1

床から猫のお腹の位置までの長さを決めて、ドアに線を引く。
一番小さな、老猫の足から腹までの長さにした。10センチ。
切り抜く大きさはキャットドアに合わせたつもりだが、微妙に何度もやり直した。
本当はドアそのものを外してからつければいいのだけれど。

たな2



角だけドリルで線に合わせて、少しだけ穴を開けてゆく。

たな3


ジグソーの刃に合うくらいの穴が開いたら、後は切っていくだけ。
ちなみにジグソーというものはこれ。

たな4

私は大工仕事が好きなので、おばちゃんながら、工具類は充実している。(笑)

<切り抜き終了。
たな6


一度キャットドアをつけてから、なんかおかしいと思いやり直した。
私の部屋のドアは、一枚の板ではなくベニヤを張り合わせてあって、厚みはあるが中が空洞になっている。
安普請の家だから、これはしょうがない。
本当なら、この空洞を埋めるように板をかませなければならなかったのかもしれない。
強度も出るし。
どうしようか・・雨も降っていて、ホームセンターに行きたくない。
ということで、紺色の粘着テープで空洞をふさいだ。
なんて頭がいいんだろう。自画自賛。(笑)

6,5

部屋側から。


これは、完全に閉じ込めるときに上から板を入れる方法で、もちろん取り外せる。

8.jpg


部屋の外側から。
横の幅を大きく切りすぎて、ビスが刺さらなかったので、そのまま外側にドリルで穴を開けてビスを打ち込んだ。
誰に見せるというわけでもないし、細かいことは気にしない。
そういいながらブログにUPしているけれど。(笑)

9.jpg

完成。
出入り。
下に磁石がついている。

10.jpg

11.jpg

うちの猫たちが使いこなさせなかったら、無駄な努力にいなるけれど、今更ドアに穴を開けてしまったから元には戻せない。

ジグソーなんて使わなくても、小さな引き鋸で切り抜いた方が、失敗もなくきれいに出来上がるかもしれない。
ちょっと横着してしまった。(笑)



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| DIY | 22:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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とんぼに歌をきかせた。

今朝、洗濯物を干していたら、トンボが一匹飛んでいた。
おお~とんぼ~。
そのとんぼは、裏の空き地との境のフェンスに止まった。
それから、動かない。
しばらく洗濯物を干すのをやめて、とんぼを見ていた。

1匹だけだし、はぐれたのか弱ったのか・・・。
疲れて、そのまま死んだ?
そんなことはないと思うが、とんぼってこんなに止まったら動かないものだったっけ?と不思議だった。
急いで家の中に戻り携帯を取ってきた。
まだ止まっている。
かなり近づいてパチリ。(私はデジカメを持っていない)
こんなに近くでとんぼを、しみじみ見たのは何十年かぶりだ。
あまりにも動かないのでとんぼの前で「とんぼ」を歌ってあげた。

♪ああ しあわせのとんぼよどこへ おまえはどこにとんでゆく~♪

う・・・ん、とんでゆかない。
聞きほれている。(笑)

やっと飛んで行ったのは、かなりの時間が過ぎてからだ。


前にあまりにも早く目が覚めて、海の方面から太陽が昇るのを待っていたことがある。
いざ、昇り始めて全てが現れた時、美しさではなく、その大きさにびっくりした。
ええ~太陽って、こんなに大きかったの~
なんだか初めて見るもののような気がした。

私は心という袋から、ぽたぽた何か大事なものを落とながら生きてきたのかもしれない・・とその時に思った。


平凡な小さな幸せしか願ってこなかったはずなのに、心そのものがすさみ、荒れて、余裕がなく、落としたものの大切さに気づかず、残りかすだけが心を支配していた。
そういう暮らしを生活のためと言い訳をして、人との付き合いも含めて、目を瞑って長い間生きてきた。

今日のとんぼもそうだが、この誰も知らない町で暮らしてみると、普段まったく目に留めなかったものの一つ一つが、愛おしく思えてくる。

とんぼ




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| ひとりごと | 18:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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暖房をどうするか・・。

5月の末に引越してきて、夏を過ごしたが、エアコンを稼働させたのは2回だけ。
引越してきた当日、暑い日で猫たちの脱走防止策ができていなかったので、1か所に閉じ込めてエアコンをかけた。
2回目は愛猫が亡くなって、体を冷やした方がいいと思ったから。

ここは海が近いので、夏でも海風が入って寒いくらいなのだ。
私の寝室は2つの窓があるが、2か所開けて寝ると寒くて眠れない。
そのくらい、全ての窓を開け放つと風が通り抜けて涼しい。

そうなると、逆に冬はかなり寒いだろうと想像できた。
実際、日中と朝晩の寒暖の差が激しくて、夜は本当に寒い。

冬を迎える準備をするために、さて暖房をどうするか・・・。
前の家の時はお風呂は灯油だったから、暖房も石油ファンヒーターを使っていた。
灯油は配達してもらわず、自分で灯油を買いに行っていた。
今の家はお風呂はプロパンガス。
暖房だけ石油のファンヒーターにするか・・・。
そろそろ灯油缶を持つのもつらくなるような気がする。
配達してもらうにも、灯油を扱っているお店は、利益が出なくて新規の客はお断りしていると言われてしまった。
ホームセンターで配達してもらえるが、5缶以上。
それでもいいが、5缶の置き場所がない。
この先、もっと年を取って、石油ファンヒーターに灯油をいれるのもおっくうになるだろう。
具合が悪くなったらなおさらだ。
コスト的には灯油が一番安上がりなのだが、ここは2階だけエアコンにする。
問題は1階。
エアコンが壊れている。
買い替えるつもりはない。

先日、ガスの検針票と一緒に、ガスファンヒーターのセールのチラシも一緒に郵便受けに入っていた。
何気によさそう。
で、今日ガス屋さんに来てもらった。
あっさりと決めた。
床下にガス管を通してもらうことにした。
ガスファンヒーターは最初のボッと火がつくときにガス代がかるのだそうだ。
そして、長い時間使うのには、不経済だからエアコンにした方がいいと言われた。
ガス屋さんにそう言われるのもおかしい話だが、なかなか良心的だ。
お兄ちゃんだけれど。
食事の時にしか1階にいないから、長時間使うつもりはないので、これで一応冬の暖房は解決。
11月1日の午前中に設置。
工事費込みで12900円。
木造11畳までのファンヒーター。
後の悩みは、ガス代とエアコンの電気代がいくらになるか・・・。
ここが一番大きな問題だけれど。

このガス屋のお兄ちゃん、家に入ったときに目ざとく猫トイレをみつけ、実家で10匹の猫を飼っていたのだそうだ。
そのうちの4匹が自分になついていたそうで、猫好きな人だと思うだけで、ますますいい人に思えてくる。(笑)


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| ひとりごと | 22:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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自分で髪を切った。

午前中、市の検診を受けてきた。
引越してきてこの市で保険証を作ったので、こちらの方針に従い、受けてみた。
この市は、場所、区域、日にち、時間が指定される。
家の周りは田んぼばかりなのに、この地域にこんなに人がいるのかと思うほど、混んでいた。
それぞれが顔見知りというのがすぐわかる雰囲気の中で、勝手がわからず右往左往してしまったが、職員の対応はすこぶる感じがよかった。
人が多い場所が苦手な私は、めまいを起こしそうになった。
たった2時間にも満たない時間なのに、疲労感がどっときた。

せっかくきちんと化粧もしてあるので(笑)午後から1000円カットに行くつもりだったが、疲れて行く気にならず。
前髪も横も今のままでいいのだが、うなじの部分だけ伸びてうっとうしいのでカットしたかった。
それで、自分でカットした。
要するにセルフカット。
私って自分で言うのもなんだが、器用だ。
髪の毛を引っ張りながら、すきバサミでカットしていく。
これだけでいいのに1000円も出すのはもったいない。

私はこれからの季節は帽子代わりにウイッグを着用する。
友達が、乳がんになって抗がん剤で髪が全て抜けた時に、ウイッグを使った。
髪が生えてきてもそのウイッグが気に入り、それからウイッグを手放せなくなった。
髪を染める必要もないし、髪が伸びてきたら、鋏でジョギジョギ自分で切っている。
その友達のウイッグがとても自然でおしゃれで、私も真似をしてウイッグ派になった。
友達のウイッグは高価なものだが、私は楽天。(笑)
私のは3000円代くらいの安物である。
耐久性はないが、ショートの形が気に入り、色違いでそろえている。

高校生の時から、私はロングヘアだった。
背中まであるストレートの髪型の時期が長く、それから肩くらいのワンレンも長く、そのどちらかのワンパターンの髪型が続いて現在はショート。
ショートにしたのは、顔がついていかなくなったと自覚したから。
皴が増えているので、鏡を見てイタイと自分で悟った。(笑)
ロングヘアの時は頻繁に美容院に行って髪にお金をかけていたが、今は経済的に無理。


昔若いころ、飲み屋街を一人で歩いていた時に、酔っぱらいの集団のおじさん連中が後ろから同じ方向に歩いていて、そのうちの一人がいきなりだみ声で歌いだした。
そのあと合唱になった。

♪泣いているのかぁ~笑っているのかぁ~後ろ姿のすてきなあなたぁ~ついてゆきたいぃ~あなたのあとをぉ~ふりむかないでぇ・・・・♪

後ろ姿には自信があった。
振り向かなかったが振り向いたら、どうせ一斉に「ゲエ」とかやられたと思う。(笑)


その時、実は私は泣いていたのだ。
だから、それはそれで私の忘れられない思い出でもある。



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| ひとりごと | 20:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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貧乏くさい女になった。(笑)

散々探したのに、ミシンの電源コードは見つからなかった。
縫物は諦めた。
しばらくして、あら~こんなところにあったわと思うまで、もう探さない。

引越の時、なんだかわけのわからないコード類がたくさん出てきて処分したので、まさかと思うがあの中に入っていたらどうしよう・・・。
コードだけでもオークションに出品されているが、高い。
750円もする。
落札するのに躊躇う。
何しろ1000円で買ったミシンというのが頭にあるから、出品されているミシンを見ても1000円以上はみんな高いと思ってしまう。
実に貧乏くさい女になったものだ。(笑)

今日は風が強かったが、外にいた。
市内から家庭菜園をするために、近所に通ってきているおじさんに、先日、私も庭で何か作ればいいのにと言われた。
とはいっても、我が家の庭は狭い。
畳2枚が1坪と言われるが、せいぜい何も植えてないところは3坪ほど。
そこに自分用に食料となるものを植えたとしても、たぶん買った方が安いような気がする。
家庭菜園って、意外とお金がかかるのだ。
苗を買ったり、肥料を買ったりすると、上手にできればいいが下手すりゃ赤字。
私向きではない。(笑)
家庭菜園は、その過程を楽しめる人でなければ無理なのかもしれない。
後は、たくさん作っても腐らせない程の家族がいるか、遠くの子供や親せきに送るとか、そういう付き合いのある人向きだ。
私は一人だしなあ・・。

そのおじさんがスコップで畑の土を掘り起こして耕しているのを見ているから、私も同じようにスコップで土を耕した。
すると、取り切ったと思っていたが、まだ木株があったりして、明日からその根っこ取りをしなければならない。
そして驚いたことに、色々な球根がたくさん出てきた。
前の家の持ち主が植えたものだろうが、どうしてこんなに深いとこからその球根が表れるのか意味が分からないと思った。。
地盤沈下でもしたのだろうか?
しかも、チューリップの場合、色を識別するためのテープが巻かれたままで、そして、それらが入っていたであろう網の袋とかが、土の中から出てきた。
だらしないオヤジだと前の家の持ち主を思いながら、それでも球根だけは隅の方にまとめて植えた。
芽が出て花が咲きますように・・・とお金がかかってないから、貧乏人の私はそれだけで嬉しいと思ってしまう。(笑)


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| ひとりごと | 21:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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1000円だけど。

前の家を処分するときに徹底的な断捨離をしたのだが、その時、自分でも驚いたものに大量の布地が出てきたことだ。
私は洋裁も編み物も好きで、今思えば、働いていて時間がないときに限って、無心になれるものが心底必要だったのだと思う。
その大量の布地の中には、作りかけていたものもあって、見つけた時は型紙もなく何を作っていたのかさえも分からないという状態で、それらは処分した。
しかし、他の布地は持ってきた。

その中に厚手の生地があったので、猫たちのクッションというか、すぐ潰れて座布団になるのだが、それらのカバーとキャットハウスのカバーを作ろうと思った。

ミシンを出した。
このミシンはオークションで1000円で落札した中古品である。
直線縫いとジグザグ縫いとボタンホールだけが必要なので、古い型でも一向にかまわないのだ。
入札者が、その時は私しかいなかったので、楽勝で落札できた。
これが当たりで、すっかりなじんでいた。
私の愛猫が、乳腺腫瘍でお腹の腫瘍をなめないようにと、何枚も洋服を作ったけれど、その時に一番活躍してくれた。
ありがたいミシンなのである。
1000円だけど。

引越すときも、引っ越し業者に大切に扱う品物と、後は適当でいいという分類の指示をして、このミシンはその大切に扱う品物の中に入っていたのだ。
1000円だけど。

私は出好きではないのだ。
家の中が大好き人間。
今日のように天気のいい日は、日向ぼっこを兼ねて、ことことミシンをかける・・というのが、私の幸せの時間のひとつなのだ。
そのための大事なミシン。
1000円だけど。(笑)


で、いざ用意をしてミシンをかけようと思ったら、ン?・・・・心が凍り付いた。
電源のケーブルがない。
え~なに。え~どこに行った~。
慌てた。
ないのだ。
1000円のミシンの電源ケーブルが!!!!
ここか、あそこか、どこなのだって感じで探しまわったが出てこない。
てっきり、ミシンと一緒に荷造りしたと思っていたが、そうではなかったらしい。


私のいいところは諦めがいいところ。
といっても、このミシンを諦めるのではなく探すのを今日はやめるということ。
バタバタと探しても、こういう時はみつからない。
ああ・・こんなところにあったのね~と出てくるのを待つというのではなく、仕切り直して明日また探すのだ。



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| ひとりごと | 20:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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直葬という選択。


99歳の女性の長女のご主人が亡くなった時、直葬だった。
亡くなった翌日、火葬場に運んで荼毘にした。
直葬でも、葬祭場が間に入れば、滞りなく済ませることができる。
火葬場に出席したのは、妹たち2人と私の知人の弟。
そして東京に住んでいるお姉さんの息子夫婦とその子供2人。
僧侶も呼ばず、戒名もなし。
位牌は俗名。
息子も、それでいいと言って、誰からの反対もなかった。

荼毘の時に、その前には台があって、写真や位牌やそして花瓶に入った花が置かれる。
葬祭場の人に、その花をどうするかと聞かれて、値段を聞くと8000円。
お姉さんは即決却下。
花はスーパーで買って、花瓶は家から持ってくればいいということ。

弟が、荼毘の間時間がかかるからお膳を頼んだ方がいいといって、お姉さんが葬祭場の人に聞くと、1人1万円。
即決却下。(笑)
スーパーで寿司を買ってくればいいということ。
で、弟が寿司やらお菓子やら飲み物を買ってきて、〆て6千いくらか。
どうせ身内だけだからそれでいいのだ。


このお姉さんをケチだというのは簡単だけれど、そういう話を知人は私に愚痴ったのではなく、笑いながら話したのだ。
私も笑った。
笑ったけれど、私が逝った時も直葬だし戒名もいらないし、話を聞いてよかったよと言った。
シンプルで私向きだと言った。
知人も、俺の時もこれで行くという話をした。


直葬にすることを近所の人達に伝えたら、お棺に入れてほしいとそれぞれ花を持ち寄ってくれたそうだ。
お棺が花であふれた。
一人だけ葬式も上げないなんて~と言ってきた人がいたらしいが、そんなことは意に介さない。
自分の時もこれでいいと揺るがない。
さすが、母親譲りで芯が強い。



お姉さんは、市の霊園募集に応募し、当選して墓地を持っていた。
しかし納骨の時に頼む僧侶がいない。
それで、墓石を建てた時の石屋さんに紹介してもらった。
四十九日の時が納骨の日。
その日は雨だった。
お寺に来てほしいと僧侶に言われて、出向いた。
四十九日の法要を形ばかりに行い、その後、僧侶が「納骨は別の日にしましょう」と言った。
そして「これねえ。(自分の着ている法衣をつまんで)雨降るとクリーニング代が高くて大変だから」と言った(笑)
仏に仕える身なんていっても、かなりの俗物ぶりで、私は聞いた時大笑いしてしまった。




酒乱で暴力をふるう夫だったらしいが、ヘルパーが嫌だと言って、最後までお姉さんが世話をした。
99歳の母親は夫の女癖に悩まされ、娘は夫の暴力に耐えてきて、夫に先立たれた二人は、会えばそれぞれの夫の文句を言いあっているそうだ。
それを呆れて笑いながら弟は聞いている。


それでもお姉さんは月命日には必ずお墓詣りをしているそうだ。
長い夫婦の生活には憎んだ日々もあっだろうが、それにも勝る情があるのかもしれない。
夫婦のことはその夫婦にしかわからないことが多い。
夫のいない私には、それを知ることはできない。



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| ひとりごと | 20:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ありがとうございました。

96歳の女性シーリーズ(?)は、私の昔からのブログ友達には好評なのですが、今回は思いがけずたくさんの人に読んでいただけたようで、大変うれしく思います。
散々迷ってブログ村に参加したのですが、そのおかげなのでしょうね。
ありがとうございました。
私の他の記事は、自分でもたいしたことないと思っていますが、このシリーズは私は力が入ります。(笑)
彼女のことを、ブログに取り上げることは、知人に了解をいただいています。
知人は、PCを持っていませんしインターネットをしていませんので、ブログという私の日記をインターネット上に公開しているという説明をしてから、了解をいただきました。
最初は、「それならオフクロの写真も載せてよ」と言われましたが(笑)、話だけで十分面白いからと言ってそれはやめようと説得しました。
いくつになっても彼にとっては、やはり自慢の母親なんだと思います。
若いときの母親は自慢できても、高齢の母親を自慢できる人は案外少ない。
年を取るとは難しいものです。

知人は私のブログのアドレスは知りませんから、私がどのようなブログを立ち上げているのか全く知りませんが、今回たくさんの人が読んでくれたと、先ほど電話を入れて報告しました。
また、メールも頂きましたので、その内容も報告したら、喜んでいました。
私の言わんとするところをくみ取っていただいたメールで、私も嬉しかったです。


今はお粥に飽きて、普通のやわらかめのご飯に戻ったそうです。
食欲が落ちてきているそうです。

それで、知人との会話。


彼・・・「食欲ないっていうから、さっき「あれ」を買って来たんだよ。
     あれ・・あれ・・あれ・・・う・・・ん」
私・・・「あれって何?」
彼・・・「ええっと、あれ・・・」

まあ、年齢相当の度忘れというやつですね。(笑)
思い出すのを待っていたら、彼がやっと絞り出して言った言葉。

彼・・・「金魚の形をしたやつ」

これだけで、すぐに理解した。


私・・・「きんぎょ~???もしかして、たいやきぃ!!!」
彼・・・「たい焼き、たい焼き!!それ、それ、度忘れした」
私・・・「ふ~む。鯛焼きと金魚は、普通は結びつけないと思うが・・。
     鯛焼きを金魚の形と言った人は、初めてだよ。
     小学生でも言わないと思うが。
     素晴らしく斬新な例えだ。あはは~」

爆笑してしまった。

たい焼きが好きなのに食べたくないと言って、アイスクリームが食べたいというから、アイスクリームを買いに行ったそうです。
アイスもソフトクリームの形をしたやつって、注文つけられて(笑)1個ペロリと食べたそうです。


よほど、痰の吸引が耐えられなかったらしくて、もう、入院させてくれるなと言ったそうで、気持ちはわかると私は言いました。
年齢が年齢だけに、いつまでも健康に過ごせるとは彼も思っていませんが、とにかく少しでも長く仲良く暮らしてもらいたいものです。

ところで、彼のお姉さんの旦那さんが亡くなったときの話も、ブログに書くことの了解を得たので、次回書きたいと思います。
これはこれで、なかなか考えさせられて、不謹慎にも面白かったので。
99歳の女性の娘の70代後半の女性の話ですが、この母親にしてこの娘あり。
次回はこの人の話を・・。





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| ひとりごと | 21:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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96歳の女性のその後。

「96歳の女性に魅了されて・・」というタイトルで本館の方に知人の母親のことを記事にしてUPさせたのは、3年前。
97歳の時も98歳の時も彼女のことを取り上げてきた。
そして、彼女は現在99歳。

実は私は彼女と会った。
話を聞くたびに素晴らしい!素敵な人!そんなおばあさんに私もなりたい!と、そういうことを連発していたら、、「会ってみる?」と言ってくれた。
そして家に遊びに行って、会わせてもらったのだ。
実際の彼女はユーモアのある、聞いていた以上の本当に素敵なおばあさんだった。
年よりもはるかに若くて、長生きには見た目の若さも大切なのだと妙に納得できた。
なんて言ったらいいか、詳しくは過去記事を読んでもらえばいいけれど、82歳で旦那さんを亡くし子どもに頼らずそのまま山の中で一人暮らしを始めた人だから、私の田舎町に移住を決めた原動力になった人だ。

昨晩、息子である知人から電話があって(仕事を辞めてから、現在は知人から友人に格上げしている・笑)、現在の彼女の様子を聞いた。

9月に誤嚥性肺炎を起こした。
微熱が下がらず、息子の方が根をあげて、かかりつけの医師に入院先の病院を探してもらった。
かかりつけの医師の友人が経営している病院で、引き受けてくれることになった。
救急車で運ばれたそうだ。
最初は痰を取り出すのに嫌がって、全てを取り切れなかったらしい。
トイレはおまるになった。
これでいよいよ寝たきりになるのか・・と息子は一応覚悟した。
3週間後退院が決まった。
その時院長先生が、もう1週間入院してリハビリをした方がいいと言った。
必ず歩けるようになるし、トイレにも行けるというので、お願いした。

現在の彼女は入院前と同じで、一人でトイレにも行くしお風呂にも入る。
食事だけは誤嚥性肺炎になりやすいので、お粥と刻み食になったそうだ。

入院した時に彼女は息子に「ここは姥捨て山だぞ」と言ったというのだ。
救急車で運ばれた99歳のおばあさんが、周りを見渡して年寄が多い現実を理解し、そういう言葉を発するということが、やはり並みの女性ではないのかも。(笑)

病室は4人部屋で、81歳、91歳、94歳、そして99歳の彼女。
90代の3人は認知症はなくて、81歳の人だけ認知症。
入院している間、94歳の女性が亡くなった。
退院するときに彼女は91歳の女性に「ばあちゃん、私は退院するからね。ばあちゃんも早く良くなって、退院できるようになってね」と言ったそうだ。
99歳が91歳にかけた励ましの言葉。
すごい。(笑)

そして息子は
「100歳まで生きる人間は、やはり普通の人間とはどこか違うのかもしれないなあ」と言っていた。


96歳の時の記事はこちら
97歳の時の記事はこちら
98歳の時の記事はこちら
どれも、長文です。
お時間のありますときに読んでください。
申し訳ありません。



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| ひとりごと | 22:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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