時を束ねて リボンをかけて

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生まれ変わったら。


階段と玄関とキッチンに、このような窓がある。
窓を開けて網戸にした状態。

SN3U0917.jpg

これが一番の悩みだった。
横に開けるのではなく、外に向かって押すような開け方をしなければならない。
網戸は磁石になっているような仕組みで、バチンと閉まる。

私がなぜ網戸があるのに、猫の脱走防止柵を窓に施すかというと、うちの猫は網戸を破るのだ。
前の家でもさんざん破られて、何度も脱走されたことがある。
戻ってきたが、それ以来、網戸だけでは不十分だということが、嫌というほど身に染みている。
今、この家で脱走されたら、戻ってこれないだろう。
だから、なんとしても完全室内飼いをしければならない。

さんざん考えてやっと細い角材で檻のような形にすることに決めた。
これは塗装前の完成したもの。

SN3U0913.jpg

これにブラウンの塗料を塗った。
塗装は、初めての経験で、面白かった。
病みつきになりそうなほど。

こうやって、左側に丁番で開け締めできるようにして、打掛で止めたり開けたりできるようにした。
一番奥が窓カラス。次が網戸。そして作った木の枠。
塗装したから、違和感はなく、もともとそういう窓だったようにできた。

SN3U0920.jpg


SN3U0921.jpg


ちなみに丁番というものはこれ。
丁番

打掛というものはこれ。
打掛


この窓が開いているのと閉まっているのとでは、風の流れが全く違い、やっと完成したときは本当に嬉しかった。
私の作ったのものでは、塗装した分、一番の傑作になった。

こういうことをしていると、いつも思う。
今度生まれ変わったら、大工さんになろうとか、ペンキ屋さんになろうとか、生まれ変わったらなりたい職業がいくらでも出てくる。


だけど本当のことを言えば、私が生まれ変わったら、私は私のような人間の飼い猫になりたい。
多くのものを望んだわけではないのに、悲しみも寂しさも苦しさも、悔しさもやりきれなさも、そういう感情を消化するのに時間のかかる人生の流れの中で、唯一の味方になれる猫になりたい。
野良猫として、私のような飼い主に拾われて、その人生に喜びの部分が足りなければ、その少ない分を補えるだけの、美しさと飼い主を愛おしむ力を持つ猫になろう。

人間とはそういうもの、人生とはそういうもの・・と、同じような人は地球上にいくらでもいると、飼い主の涙を包みこんで精一杯の安らぎを与える猫になろう。

私の逝った猫達のように。
私のそばに、今いる猫達のように。




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