時を束ねて リボンをかけて

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とんぼに歌をきかせた。

今朝、洗濯物を干していたら、トンボが一匹飛んでいた。
おお~とんぼ~。
そのとんぼは、裏の空き地との境のフェンスに止まった。
それから、動かない。
しばらく洗濯物を干すのをやめて、とんぼを見ていた。

1匹だけだし、はぐれたのか弱ったのか・・・。
疲れて、そのまま死んだ?
そんなことはないと思うが、とんぼってこんなに止まったら動かないものだったっけ?と不思議だった。
急いで家の中に戻り携帯を取ってきた。
まだ止まっている。
かなり近づいてパチリ。(私はデジカメを持っていない)
こんなに近くでとんぼを、しみじみ見たのは何十年かぶりだ。
あまりにも動かないのでとんぼの前で「とんぼ」を歌ってあげた。

♪ああ しあわせのとんぼよどこへ おまえはどこにとんでゆく~♪

う・・・ん、とんでゆかない。
聞きほれている。(笑)

やっと飛んで行ったのは、かなりの時間が過ぎてからだ。


前にあまりにも早く目が覚めて、海の方面から太陽が昇るのを待っていたことがある。
いざ、昇り始めて全てが現れた時、美しさではなく、その大きさにびっくりした。
ええ~太陽って、こんなに大きかったの~
なんだか初めて見るもののような気がした。

私は心という袋から、ぽたぽた何か大事なものを落とながら生きてきたのかもしれない・・とその時に思った。


平凡な小さな幸せしか願ってこなかったはずなのに、心そのものがすさみ、荒れて、余裕がなく、落としたものの大切さに気づかず、残りかすだけが心を支配していた。
そういう暮らしを生活のためと言い訳をして、人との付き合いも含めて、目を瞑って長い間生きてきた。

今日のとんぼもそうだが、この誰も知らない町で暮らしてみると、普段まったく目に留めなかったものの一つ一つが、愛おしく思えてくる。

とんぼ




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