時を束ねて リボンをかけて

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90年前の写真。

100歳になった母親を持つ知人から、母親(F江さん)の10歳頃の写真が出てきたということでPCに送ってきた。

DSC_0032.jpg

なんと、90年前の写真ということになる。
それだけで、貴重だねえと言った。
F江さんは雪深い東北の田舎町で生まれたが、1歳のころ、母親が両親から呼び戻されて母と子で現在の市に戻った。

F江さんは、私生児である。
「私生児だなんて言葉、今は使わないよね。非嫡出子って、今は言うからね。時代を感じる言葉だねえ。」と私は言った。
写真に一緒に写っている男性は養父で、実父ではないがなかなか素敵な男性である。
F江さんも可愛い女の子である。


その養父の両親も一緒に暮らしていたが、一人っ子だったから、F江さんを養父もその両親もとにかく可愛がってくれたそうだ。
この写真はわざわざカメラ屋さんを呼んで、家の近くの河原で撮ったそうだ。

「この時のオフクロ、靴はいているんだよ」と言うから、「90年前ならどうも下駄のイメージだけれどねえ。裕福だったんだね。洋服着て靴を履いて、写真屋さんを呼んで~なんてさあ」と私は言った。
「バックまで持って、お嬢様育ちみたいだよね。うちの一番上の姉さんは、10歳のころは下駄履いてたような記憶があるんだけどなあ。その母親は靴を履いて育っている」(笑)
養父は51歳で亡くなったそうだ。

F江さんが、自分が私生児だと知ったのは自分の結婚する時の戸籍を取り寄せた時だったそうだ。
それまで養父を実父と思っていた。


今100歳のF江さんも、10歳の時があったという写真。
生まれはどうであれ、また結婚して働けない夫をもって苦労したけれど、幸せな子供時代の写真である。
おそらくF江さんの母親も幸せな時代だったのではなかろうか。


知人と話していて、知らない言葉を覚えた。

「ばくろうって知っている?」と聞かれたから、知らないと答えた。
馬の仲介業者のことで、F江さんの養父だかその親だか忘れたが、その職業。
後でネットで調べて「馬喰」と書くことを知った。

「しゃくもちって知っている?」と聞かれたから、知らないと答えた。
突然、お腹に激痛がでる、F江さんの旦那さんの持病。
やはりネット調べると「癪持ち」と書く。

石切り場はF江さんの働いていた仕事。
採石場のことで、山肌をダイナマイトで吹き飛ばしてそこから出た大きな石を運んでいた。

この年になっても知らない言葉の多いことに、自分で驚いている。(笑)



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