時を束ねて リボンをかけて

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苗売り場の前で。

ホームセンターの屋外で、夏植え野菜の苗が売っていた。
私は、GWの時期に売られている苗で終わりだと思っていたので、夏植え野菜の苗という張り紙を見たときは、驚いて足が止まった。
心底びっくりした。
ナスやトマトやキュウリは、今植えると食べるのは秋なんだろうか?


そこには一人の中年の男性が立っていた。
そして、
「僕は、この店で買った苗、全滅したんですよ~」と話しかけてきた。
ライバル店の回し者?てなことはないか。(笑)
「当たり外れがあるのでしょうね、私はまだわからないけれど、たぶん順調です」と言った。
「姉と二人暮らしだから、ちょっと手に取れるくらいでいいですけれどね」という。
育ったらちょっともいで食べるという感覚が、家庭菜園のいいところなのかもしれない。

そこまでの会話はよかったが、いきなり話が飛んだ。
「僕は毎日〇〇市に、行っているんですよ~」
通っているではなく、行っていると言った。
こういう時は、お仕事でですか?とか、話を持っていくべきなのかもしれないが、全く知らない人だから、興味もないし、そこまで気を使う必要はないから返事はしなかった。
〇〇市は、ここから40キロくらいです~と言われて、これはまずい!話が長くなると思ったから、話の骨を折った。
聞いてないというように、「キューりなんかもあるんだわ~」と言って、移動して離れた。
性格の悪さが出た?(笑)

〇〇市の話の着地は、最後は苗の話に戻ったのかもしれないが、例えば苗売り場の前で苗の話をしていて、私が突然、わたし猫を飼っているんですよ~猫は雑種です~(笑)と話を持っていくのと同じようなもので、違和感が半端ない。
気さくで話好きな人なら、うまく立ち回れるのかもしれないが、興味がないのだからしかたがない。

買い物を済ませて外に出ると、その男性はいなかった。
そして、腰の曲がったおばあさんと、その娘らしき人がいた。
「植えるところがないでしょ」と何度も、そのおばあさんに言っているが、おばあさんはその苗の前から無言で動かない。
私は何気なく苗を見るようなふりをして、ちょこっとその場にいた。
私がいたせいか、強引に引っ張っていくわけにいかないようで、根負けしたように「じゃあ、買う?」と言っていたから、たぶん買ったと思う。
娘じゃなく、お嫁さんだったかも。


私の100歳の母親を持つ知人は、庭の隅に母親にやらせるのために小さな畑を作っている。
長年土いじりをしていた人は、年をとっても苗を見るとなぜか心が動くのかもしれない。


ホームセンターの苗売り場でさえ、小さなドラマがある。(笑)




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