時を束ねて リボンをかけて

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タマゴを買いに。

朝、起きたら雪が降っていた。
積もり始めている。
慌てた。
雪は降らない地域だし、万が一降っても雪の日は出かけないと思っていたので、物置がないから置き場所にも困ると思い、スタッドレスタイヤは引っ越しの時に処分している。
今日、買物に行くつもりだったのだが、雪だと行けないし、下手すれば2,3日道路が凍って出かけられないおそれがある。

出かけなければいいのだが、タマゴが1個もない。
まだ本格的に積もる前に、顔も洗わずパジャマの下だけ着替えて、上はコートで隠し長靴を履いて近くのコンビニまで、玉子を買いに行ってきた。
まあ・・・慌てなくても10時ころには雪はやんで雨に変わったのだけれど。(;'∀')


3,11の時に、電気は大丈夫だったが、ガスと水道が止まった。
ガスは諦めて、水道は水道局や給水車が来る場所まで行って汲めるものすべてを持って運んだ。
何度も何度も。
スーパーは閉店したままだったが、それでも電気が通っていたので、冷凍庫の中が満杯だったし、電気鍋やカセットコンロで調理はできて食いつなぐことはできた。
そういう日々の中で、とても食べたかったものが玉子かけごはんだった。
それ以来、冷蔵庫に玉子がないと、他に必要なものがなくても買い物に行く。
毎日食べるものではなくても、必ず冷蔵庫になくてはならないものになった。


人は、珍しいものや高級なものは食さなくても、案外素朴な食べ物が、どうしても食べたい時がある。

私の母が亡くなる前に食べたいと言ったものは「とろろご飯」だった。
胃がんの末期で、胃の出口が癌でふさがれていたので、口から物を入れても吐き出すだけになって、点滴だけで3ヵ月命をつないだ。
その母が亡くなる前に「とろろご飯が食べていわ」と言ったのだ。
今は時々食べるが、母が亡くなってからの何年間は、私はとろろご飯が食べられなかった。
あの食べられなかった時期は、とろろご飯がとてもぜいたくな食べ物のような気がして、母に申し訳ないような気がしていたからだ。


話をもどすと、雪の中慌てて買ってきた玉子だが、今日はカレーを作った。(笑)



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