時を束ねて リボンをかけて

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旧友との再会

車で来るのは自信がないというので、4時間かけて電車を乗り継いで、昨日友達が遊びに来た。
前に住んでいたところの友達ではなく、他市に住んでいる古い友達。

引っ越しを機に、これから付き合う必要性を自分自身で感じない人とは、引越しすることすら知らせず縁を切った。
そうして友人の数を減らしたが、彼女はこれからもずっと付き合っていきたい大切な友達だ。
友達は数ではないし、付き合っていてストレスになったり、何気なく傷ついたり、一緒にいることが苦痛に感じる人は、もうそれだけで友達ではない。

どうしてこのGWの、どこもかしこも混んでいるときを選んで泊りに来るのよと私は言ったけれど、忙しい人だからこの時しか時間がなかったなんて言っていた。
彼女が来て、実は私はお金を一銭も使っていない。
何時間も電車に乗らせていることが申し訳なくて、もよりの駅ではなく、できるだけ早く電車を降ろしたいと思ったので、少し離れた駅を待ち合わせの場所にした。
1年半ぶりの再会。
その駅の近くにファミレスがあったので、そこで遅い昼食を食べたが、彼女がおごってくれた。

その後家に来てもらった。
たった一泊の予定なのに荷物の多さ。
スーツケースを開けると、私用に缶ビール6本。
そして夜の飲む分を4本。
冷蔵庫に入れて冷やした。
ご丁寧におつまみまで、そのかばんから取り出した。
さきイカやおかきやクッキー。(笑)
ビールなんてこっちでも買えるのにと言ったら、わざわざ持ってくるところがいいのよと言われた。


それから夕飯はどうする?ということになって、私は天ぷらを揚げる予定でいたが、スーパーで何か買ってこようということになり、二人でスーパーに出かけた。
刺身にするかお寿司にするかで迷ったが、お寿司にした。
そしてみそ汁はあさりということで買い物はそれだけ。
それも、彼女が泊まり代ということで、お金を渡された。
私が出すと言っても、今回は私にお金を出させないと決めていたようだった。
私はそれに甘えた。
耐乏生活をしているし、見栄をはらなきゃならない付き合いはしないと決めているから、そういう彼女の好意に甘えることができる。


早めにお風呂に入って、二人で宴会。
私が用意したものは冷凍の枝豆と手作りのきんぴらごぼうを冷凍にしていたものをチンしただけ。


彼女はクリスチャンだから、食事の前にお祈りしていい?と私に断ってから、私のために祈ってくれる。
これはお互いの家を訪問して食事のときの恒例だから、私も彼女の言葉に素直に耳を傾ける。
こういう機会がもてたことの感謝と、私や私の猫たちの健康とこれからの人生を守ってくれるようにイエス様にお祈りしてくれた。
私は無宗教だけれど、その言葉を聞くたびに、いつも私は胸がいっぱいになる。


飲んで食べて、しまいには寝転んで、ガハハハッと笑いあって、おしゃべりをし続けて時間は過ぎていった。
彼女は娘が8か月の時に離婚して、私は息子が3歳の時に離婚していて、お互い孤軍奮闘して子育てをしてきた。
お互いの頑張りを認めながら励ましながら、頻繁に会えるわけではないけれど、子育てが終わって年をとっても友情が続いてきた。


観光する場所などないこの田舎町だけれど、今朝は二人で散歩をしながら海を見に行ってきた。
お互い無言で海を見て、貝を拾った。


午前中の電車で彼女は帰った。
昨日は改札口で待っていたけれど、また4時間かけて帰るのかと思うと申し訳なくて、今日はホームで見送りした。
また会おうねえ~と言ってお互い手を振り、なんだかわからない「頑張ろうねえ」という言葉で別れたのだ。



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