時を束ねて リボンをかけて

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祝!100歳。

「96歳の女性に魅了されて‥」という知人の母親のことを本館のブログで取り上げたのは、もちろん彼女が96歳の時。
その後を97,98,99歳、と書かせてもらったが、彼女は5月3日元気に100歳の誕生日を迎えた。
私の古くからのブログ友達には、この女性の素晴らしさは十分伝わっているので、今日も他人のことなのに、自慢して書く。(笑)

4日に画像が送られてきたあと、その知人と電話で話した。
「可愛く撮れているじゃないの~」と言ったら、「可愛いんだよ~」と、母親自慢の息子は言った。(笑)
親族12人ほどが自宅に集まってお祝いをしたそうだ。


県、市、社協などからお祝い品と賞状などを持参して、新聞記者を連れて市長が自宅に出向くと、市の職員から連絡があったそうだ。
一応それらの贈呈のセレモニーを行うのだそうだ。
市からその打ち合わせの連絡の時に、彼は「せっかくのGWに、休み返上でわざわざ来て、そんなことをしなくていいから、ゆっくり休んでください」と言って断ったそうだ。
そういうセレモニーは、施設に入居している場合はよく行われるらしいが、母親も知人もそこまでのことをしてもらうことは望んでいない。
セレモニーはやめることにして、市長の訪問も断り、8日に市の職員がそれぞれの記念品を持参してくれることになった。
市長と一緒に写真に納まってインタビューを受けて新聞に掲載されるなんてことを、この母と息子は望んでいない。

人は十人十色。
他人に注目されたい、目立ちたいという願望がある人は星の数ほどいるけれど、そういうことを面倒だと思う人もいる。
断ったと聞いて、妙に納得した。
いかにも彼女と息子らしい。
私が彼女を尊敬しているのは、ゆるぎない生き方があるからだ。
それは頭でっかちの人間ではなく、今までの経験に基づいて導き出された、自分の生き方である。
体が弱くて働けなかった夫に代わって、肉体労働で子供4人を育ててきた人である。
82歳で夫を亡くし、96歳で転んで息子の家で暮らすようになるまで、たった一人で14年間山の中で暮らしてきた人である。
デイケアは嫌いだと言って、どんなにかかりつけの医者が勧めても拒否する人である。
この年になっても、自分の考えを持っていて、その考えを支える息子がいる。


彼女が着ている着物は50年前に仕立てて一度も袖を通していないもので、彼女自ら着つけて着たそうだ。
赤いちゃんちゃんこと帽子はどうしたの?と聞いたら、親戚のおじさんで104歳まで生きた人がいて、その人のものを借りたと言っていた。
「どんだけ、長寿の家系なのよ」と思わず言った。(笑)


その誕生日の夜、お客さんが帰った後、息子と二人きりになった母親は「100歳、100歳と言われても、たいしたことないなあ・・」と言ったそうだ。
「まあ、前の日の続きだからね、100歳も。ただの通過点と言えばそうだわね。」と私は言った。


初公開。
知人の了解を得たので、その時の写真を。

めでたい!





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