時を束ねて リボンをかけて

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町内会には入れない。

引っ越してきてから3ヵ月が過ぎたが、忘れないために(このごろ忘れっぽいので忘備録として)引っ越してきた当初のことを書いておくことにした。


引っ越してきて、3日後にはサ○ンラップ2個をセロテープで簡単につなぎ、小さな熨斗紙に「ご挨拶」と名前を書いて、近所12戸ほどへ引っ越し挨拶を済ませた。
田んぼや畑に囲まれている小さな分譲地が、一つの町内会の班だと勝手に思ったからだ。
どういう人が住んでいるのか全く知らなかったが、一応さっさと挨拶だけは済ませておこうと思った。
相手方の対応は当然だが様々。
ある男性は、挨拶してラップを渡そうとしたら、「いりません」と言った。
一瞬ぽかんとしたが、「なぜですか?」と尋ねると、「僕が引っ越してきた時は、両隣にしか挨拶に行かなかったから」と言った。
ちょっと笑ってしまった。
だから、「他意はないし、たかだか引っ越しの挨拶なんだから、そんなこと気にしなくてもいいんじゃないですか?お隣さんは受け取ってくれましたよ」と言って差し出すとしぶしぶ受け取った。
この人は70歳の一人暮らしで、今年の2月に引っ越してきたことは、その時はもちろん知らない。
最後に挨拶したところが、一人暮らしの女性で、この人にも「挨拶なんて両隣だけでいいのよ」と言われた。
そういうものなのか。
前に住んでいたところは、町内会の同じ班の人のところには全て班長さん付き添いで挨拶するのが恒例だったから、両隣だけでいいとは思わなかった。
で、この女性だけが、何か知りたいことがあったら聞いてと言ってくれた。
それで、ゴミの捨て場所を聞いたのだ。
ゴミの捨て場所は地元の人が管理していて、その人の許可がないと勝手に捨てることはできないということで、管理している人の家まで案内してくれることになった。

道すがら、町内会のことを聞くと、町内会は入れないと言われた。
よそ者は入れないというのが、昔からこのあたりに住んでいる人たちの方針だそうで、15年定住したら入れるということらしい。
だから、区費もないし回覧板もないし、町内の行事のお誘いもないし、でもある意味楽だよと笑った。
私も私向きだと思った。
先月、住民票を移した時に役所の人に笑いながらその話をしたら、申し訳なさそうな困ったような顔をして、いやあ・・・地区によってなんですよと言っていた。
いやいや入りたいわけではないですから・・と言ったのだ。
区費も払わないで、ゴミを捨てる場所を提供してくれるだけでありがたい。
ゴミは地元の人が管理して、ゴミを捨てる専用の小屋が用意されているのだから。

前に住んでいたところはもちろん町内会はあり班は14世帯ほどだったが、そのうちの半分は1年に一度、年度末の会計報告の時にしか顔を合わせないという人だった。
3,11の時は、あっという間にゴーストタウンになったから、町内会の役割は何もなかった。
町内会はわずらわしさを感じる人もいるだろうし、ありがたさを感じる人もいるかもしれない。
私はといえば、根がいいかげんだから、付き合いはなくても入らなければならないのなら入るし、入らなくていいのなら入らない。
だけど、入れないというのはびっくり。(笑)





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