時を束ねて リボンをかけて

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私は変わっている人なのか?

前回の続き。

私は長い間、人間嫌いだと思っていた。
でも私はたぶん、人間嫌いではないと思う。
上手に言えないが、他人の生き方を認めることができる人間だと思う。
認めようと努力するとは思う。
だが、どうにも手に負えないという人がいることも確かだ。

彼女がそうだ。


私は彼女が話すたびに、何度も話の腰を折って中断させなければならないかった。
「そういう話は、私には必要ないから」とか、「そういうことは私が知らなくてもいいことだから」とか「そういう話に興味がないから」とか何度も何度も、途中でストップをかけなければならない。
「そうだね」「わかった」とか言いながら、結局、話はもとに戻る。


つまり、噂話ばかりなのだ。
わずか、引っ越してきてから5年しか過ぎていないというのに、ご近所を見事に領得していた。
どんな仕事をしてきたか、またはどんな仕事をしているか。
家族構成から、その子供たちの離婚の話。
あそことあそこは仲が悪いというトラブル話から、生活の糧が国民年金か厚生年金かあるいは生活保護か・・盛りだくさんだ。
そして、必ず好意的な話にならない。

私の燐家は90代の夫婦だ。
彼女は、周りの人が全て断った、その夫婦の運転手みたいなことをしていた。
善意からの行為だそうだ。。
スーパーにも、病院にも銀行の出金にも付き添っている。
つまり、その夫婦の預金額を知っている。
かなりの額だ。
そこまではいい。
だが、その金額を私に教えることで、この人の人間としても格が落ちてしまう。。
そういう口の軽さをさらすことは、この人にはうっかりしたことを話せないと、逆に警戒心を持たれるということを知らないのだろうかとさえ思う。
この夫婦のことも、実はボロクソにこきおろして話す。
とても書けないくらいに。

最初は、私が引っ越してきたばかりで、近所の人のことを知りたいだろうと思っての親切心からだったのかも知れない。
だが、私は最初に彼女に言ってある。
近所付き合いはしないし、人間関係に疲れてしまうことはしないと。


彼女はおそらく彼女の話の、私の反応に戸惑っていたのだと思う。
残念ながら私は彼女の類友にはなれない。
例えば、私の引越の挨拶品を「いりません」と断った男性については、飛行機が好きでわざわざ飛行場に行って、一日中飛行機を見ているんだって・・といかにも馬鹿にしたような言い方をした。
だから私はすかさず「それのどこが悪いの?」と言った。
私のその言葉に彼女は「ええっ~!!!」である。
「飛行機が好きで飛行機を一日中見ていることが、おかしいの?
私からすればいいんじゃないの。本人の自由なんだから・・・で、終わる話だよ」と言った。
そういうと、「あんたって変わっている人だね」である。


病院の話になった。
前住所の病院から紹介状を持ってきたが、それは提出しなかったそうだ。
厳重に封をしてあったその紹介状を開けてみた。
「ひどいことが書いてあったのよ~。」と言う。
なんて書いてあったの?とは聞かない。どうせ話すから(笑)
そして、いまいましいという感じで
「水商売風って書いてあったんだよ。私のことを!!!」と言った。
だから、私は言った。
「水商売風って言われて頭に来るのは、水商売の人に失礼だと思うけど。」
その私の言葉に絶句したが、そのあとに「あんたって本当に変わっている人だね」である。

私は変わっているといわれることが好きではない。
人というものは不思議なもので、変わっていると言われることが個性的だねと言われているかのように良いようにとってしまう人もいるけれど、私は馬鹿にされているように思える。
私はごくごく普通の常識を持ち(自信はないが)、ごくごく普通の生活をしている。貧乏だけど。(笑)
ただ、人に媚びない。


彼女の話に、面白おかしく同調することは簡単だ。
だけど、私の心が嫌がっている。
ここまで噂話と他人の悪口しか話がない人は、私は初めて会った。
彼女こそが本当の意味で変わっていると思っている。


友人から引越してから1年はおとなしくしているように…と言われていて、私もトラブルを起こさないようにと気を付けているつもりだが、ついに彼女にブチ切れる日が来てしまう。

またまた長文になったので、続きは次回へ。






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